寒川の掃除屋 湘 南 M・S サ ー ビ ス の日記
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ハウスクリーニングで起業したいあなたへ(集客について)№6
2019.08.11
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今回は、飛び込み営業で反響があったセールスの話題についてお話します。
この話題は、結果的に不動産会社より大家さんに興味をもって頂きまた。
先日もお話しましたが、賃貸業界は供給過剰により空室率が上昇し、入居者を獲得する為
に、ゼロゼロ物件(敷金0・礼金0)やフリーレント(家賃1~2カ月無料)等で入居時
の初期費用を抑える事を売りにしてきましたが、それでも決まらなければ、リノベーショ
ン(リフォームと比べて大規模な建物の改修)等により物件の価値を上げて差別化をはか
るか、最後はやはり家賃を下げる価格競争になってくるのも自然な事だと思います。
しかし、ただ家賃を下げるだけだと大家さんにとっては何のメリットもありません。
そこで私が思いついたのが、例えば家賃を5,000円下げるのならば、その分を下げず毎月
積み立てして一年たったら60,000円(5,000円×12か月)になるのでそのお金を入居者
にキックバックする方法です。
しかし、これだけだと、結果的には家賃を下げる事と何も変わらないので大家さんには何
のメリットもありません。
ただこの時、家賃の滞納者が多くなっていた時期なので、次の事を付け加えました。
*キックバックの条件として1年間家賃の滞納が無い事です。
どうせ家賃を下げなけれならないのならこれも一つの方法であり、家賃滞納を減らすにも
役立つのではないでしょうか?もし、一か月でも家賃滞納者がでたら、一年後に60,000
円は払う必要がないので、大家さんの物になります。結局は家賃を下げずに済む訳です。
また、入居者側からすれば、一度の家賃滞納でキャッシュバック60,000円の権利が
無くなるのですから、よほどの理由でもなければ滞納は避けるでしょう。もし、滞納して
しまえば、結果的には家賃は下がらない事になるのですから。
この制度は、生命保険からヒントを得ました。大昔の生命保険は何十年後、満期にならな
いと、お金が戻ってこないか、掛け捨てがほとんどでしたが、今は2年に一度とか配当金
のような形でお金が戻ってくる保険契約があります。
その時私は思ったのですが、月々の保険料が僅かな金額安くなるより、例え2年後でも、
まとまったお金が入る方が嬉しかった様に記憶しております。
要は積み立て預金をしている様なものです。上記の例で言えば1年ですが運用のしかたで
2年でも問題ないと思いますがいかがでしょうか?
ある意味大家さんと入居者の方はWin-Winの関係になります。
当社のお客様(大家さん)でこれを実際に運用している方もおられます。
良く ‶他業界の成功事例に学べ” 等と言いますが,上記の例でもお分かりの様に、見過ご
された可能性や未利用のチャンスを良く考えてみると使えそうなアイディアはいくらでも
ある様な気がします。少し視点を変えて見るだけで、今まで当たり前の様な簡単な事に気
づかなかったりします。例えば、近代的な水洗トイレがつくられたのは1775年だそうで
すが、それからトイレで使うトイレットペーパーが考え出されたのがその82年後の1857
年だそうです。こんな簡単な事に82年も気付かなかったのですから不思議ですよね。
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