寒川の掃除屋 湘 南 M・S サ ー ビ ス の日記
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ハウスクリーニングで起業したいあなたへ(集客について)№4
2019.07.28
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今回は飛び込み営業についてお話したいと思います。
通常、飛び込みする時は会社のパンフレットや名刺等を置いてくると思いますが、それだ
けで仕事が取れると思いますか?まず、無理だと思います。
ちょうどタイミング良く現在の清掃業者とトラブっていたり、新しい掃除屋を探していた
場合などは取れる事もありますが、普通は難しいと思います。
ではどうすればいいか?私は2つの事を実行しています。
【まずは】不動産業者さんはほとんどホームページをもっていますので、先方の情報を調
べられるだけ調べておきます。先方の事を何も知らずにアプローチするのは不安になりま
すが、事前に先方の情報が分かっていれば、きっと話題のネタ造りになるはずです。(あ
とは業界自体の情報をできるだけ調べておきます)私の場合、先方の役に立ちそうな情報
(*詳細は後ほど)を調べておいて営業の際、それを、お土産として持っていきました。
これだけで門前払いされずに話を聞いてもられる確率は確実に高くなりました。(また、
その他に私の経験から感じた事なのですが、男女ペアで飛び込みすると門前払いの確率が
低くなります)たぶん心理的な事が作用している様な気がしますが・・・
【次に】最初の営業の時は絶対売り込みはせず、聞き手に回って先方の情報をなるべく多
く聞きだして下さい。(次に訪問する時の戦略を立てやすくなります)また、不動産屋さ
んとの会話の中で感じた事なのですが、不動産業者さんの本当に知りたい情報は、割と他
の不動産業者さんが持っている事が多いです。(それを聞き逃さない様にしてください)
そして、担当者さんの名刺は必ずもらってください。名刺を頂いたり、話を聞いてもらえ
たら必ず2~3日以内にハガキでお礼状を担当者宛に送って下さい。これをしておくだけ
で、また次に訪問しやすくなります。たかがハガキ一枚かもしれませんが、担当者からす
れば自分宛に御礼のハガキが届いたとしたら、次に訪問された時には無視はできはないと
思います。相手に対してこちらが重要感を与え事た場合、返報性の心理が働くのだそうで
す。きっと営業しやすくなりますよ。是非面倒くさがらないで、実行してみて下さい。
色々お話してきましたが、やはり飛び込み営業は大変だと思います。訪問しても門前払い
される事は覚悟しておいて下さい。もし、飛び込み営業で心が折れそうになったらこれ
からお話する事を思いだす事によりモチベーションを高めポジティブ思考に切り替えて下
さい。
★普通、物販の営業の場合だと、物にもよりますが車や住宅等の設備、OA機器や高額な
家電製品等は100万単位の物も珍しくありません。この様な高額商品を飛び込み営業で販
売するのはとても大変だと思います。しかし、一応会社には飛び込み営業する際のノウハ
ウはあると思いますが、それでも営業マンの個々の能力次第で売れる営業マンと売れない
営業マンが存在するのも事実です。そして仮に売れたとしても、商品の償却年数等にもよ
りますが、次に売れるのは数年後~商品によっては10年以上経過しないと同じお客様に
また売るのは難しいのではないでしょうか?(耐用年数が短いか消費期間が短い物でない
限りリピートの確率はとても低いです)この様なビジネスモデルにおいては常に新規開拓
をして行かないと継続していく事は難しいと思います。営業マンである以上、歩合制であ
れ何であれ、常にノルマは存在するはずです。それに比べハウスクリーニングの場合、法
人営業であれば一社でも取引が始まると、よほどミスでもしない限り(真面目にやってい
れば)常に需要のある仕事なので、リピートしてもらえます(少し位大変だとしても継続
的な収益になりますからコスパはいいはずです)それだけでなく、取引が長くなり信頼関
係が出来て来ると、他の不動産業者さんやアパマンのオーナーさん(大家さん)・富裕層
のお客さんなどを紹介して頂ける可能性が高いです。そしてこれらのお客様は、ほとんど
がリピーターです。よって、物販の営業に比べると、その後のメリットがとても大きいで
す。これは、理屈では無く、私自信が両方の営業に携わった事があるので実感です。
もし、飛び込み営業で心が折れそうになったら取引先が一件増えた時の大きなメリット
がある事を思い出して頑張って下さい。一件の集客におけるLTV(障害価値)が全然ちがう
のですから!
以 上
*上の詳細について・・・(飛び込み営業の際に持って行ったお土産情報とは)
今となっては使えそうなセールストークではありませんが、当時はちょうど賃貸物件の
空室が多くなり始めた時期でしたので、それに伴い長期の空室も増え初めていました。
空室が長期化すると、せっかく綺麗にハウスクリーニングをしていても、様々な理由で
お部屋が汚れてしまいます。せっかく内覧でお客様をお連れしても、部屋が汚れていては
入居の契約が決まりません。その汚れの中でも一番大きな問題が『排水トラップ』だった
のです。
【排水トラップについて】通常、キッチン・浴室・洗面・トイレ・洗濯機トレー等の水廻
りには、排水口の奥に排水トラップと言う水が流れずに溜まる部分があり、この部分の水
が排水口と下水管との間の蓋の役目をしています(トイレの便器等に水がはってあるのが
まさにこれです)が、空室期間が長期化したり、夏場など人が生活していない空室は水を
使う事が無い為、水を流さないので、排水トラップに貯まっている水が暑さで蒸発してし
まい、中が空洞になる為、下水の嫌な臭いやチョウバエ(コバエ)がお部屋の中に侵入し
てお部屋が死骸で汚れてしまいます。これを解決する方法を私なりに考えたり、ネットで
調べたりして2~3種類のアイデアをお土産情報として持っていきました。
すると、やはり当時は、この事で大分困っていたらしく真剣に話をきいていた方が多かっ
たです。(そのアイデアとは・・・排水トラップを水以外で塞ぐ方法と夏場でも水を蒸発
させない方法があります)
実際あったエピソード・・・大手不動産業者の若い営業マンが入居者に叱られていた話
夏場に、内覧でお客様(入居者)をご案内して入居が決まり契約して数日後、いざ入居の
時に再度立ち合いの為、お部屋に行ってみたら、室内の床が虫だらけで散らかっていた。
この若い営業マンは、先程説明した排水トラップの意味を理解していなかった為、この汚
れてしまった理由を、お客様に説明できなくて困っていました。
生活が始まって毎日水を使う様になると、排水トラップに水が溜まるのでこの様な事は無
くなるのですが、入居者からすれば掃除をちゃんとやっていないのではないか?だから虫
が落ちていたのでは?と思われてしまいクレームになってしまいました。
この他にも沢山ありますが、またの機会にお話ししたいと思います。
続 く