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ハウスクリーニングで起業したいあなたへ

2019.07.23

近年ハウスクリーニングの需要が高まりつつありますが、それに伴いネット上では様々な

情報が飛び交っています。しかし、ハウスクリーニングで起業するには、あまり役に立た

ないごく一般的な情報ばかりの様な気がしてなりません。例えば、もしあなたがハウスク

リーニングで起業するとしたら何を知りたいですか?

集客についてですか?清掃技術についてですか?業界の現状についてですか?

知りたい事は色々あると思います。しかし、とりあえず起業した以上、最低限、生活でき

るだけの収入を得なければなりませんよね。では具体的に何をすれば良いと思いますか?

一番大切な事は仕事を取って来ること(集客)ではないでしょうか?

それには、営業(飛び込み)する事や、広告(チラシ・DM)・ネット集客等色々な集客方

法があり、またフランチャイズと言う選択肢もありますが、それでは具体的に何をすれば

よいのでしょう?

実際起業するにあたって本当に価値のある情報は無料で手に入れるのは難しいと思いま

す。費用をかけずに情報を手に入れる方法。それはやはり実際に経験してきた人から

聞くのが一番早いのではないでしょうか?私が30年間で経験してきた成功例や失敗例をお

話しますので、起業の参考にして下さい。きっと役に立つと思います。
 
まず、起業をするにあたっては最初は誰でも手探り状態だと思います。何事も仮説を立て

て実行し、その結果を受けて検証し、改善して行く。これを繰り返して行く事でノウハウ

を蓄積できるはずです。
                                        この様に自分の頭で考えて行動していかないと長くは続かないと思います。与えられ

た情報だけを元に開業出来るほど簡単な業界ではありません。確かに何の資格がなくとも

起業でき、少ない資金でも開業が可能な業界なので参入障壁は低い業界ではありますが、

起業する為のハードルが低い分、参入者も多くなるので競争が激しくなるのも当然です。

甘く考えて起業すると失敗するかもしれません。フランチャイズに加盟するにしても、自

分で開業するにしても基本は自分で集客する仕組みを作っていかないと、長続きしませ

ん。飛び込み営業や、ホームページ・ダイレクトメール・チラシ等、集客方法は沢山あり

ますが、今はハウスクリーニング業者も増えてきているので、この競争の中で勝ち残って

いくのはそう簡単ではありません。

ハウスクリーニング業界は、そう古い業界ではないので私の様に30年近くも現場に携わっ

ている人はあまり居ないと思います。私がこの仕事を始めた平成3年頃はハウスクリーニ

ングと言う言葉すら聞いたことがありませんでした。私が今まで経験してきて言いえる事

として、ハウスクリーニングは決して楽な仕事ではないと言う事です。メリットだけが強

調される広告が多いですが、仕事をしていると30年近くたった今でも、心が折れそうにな

る時があります。例えば、一つの例に過ぎませんが、汚れたトイレの便器に首を突っ込ん

で掃除をしている時など、おれは「何でこんな事をしているんだろう」と、今更ながら、

ふと思う事が多々あります。また、見た目より体力的にもかなりキツイ仕事です。その

上、世間一般からは今だに底辺の仕事と認識される事も現実的にはあります。

この様な現実を踏まえて起業しないと、特に仕事が上手くいかなくなった時等は、こんな

はずではなかったと言う事になりかねません。この様に、メリットだけでなく、デメリッ

トについても納得の上で起業しないと長くは続きせん。(メリットについては、どのサイ

トにも書いてあるので割愛させて頂きます。)

【それでは、ハウスクリーニングで起業したいあなたへ】

当社は個人事業ではありますが、今年(令和元年)の7月で創業29年を迎える事ができ

ました。この29年間の間に廃業の危機も何度か経験しましたが、何故か今現在も廃業す

る事無く、このビジネスを継続していく事が出来ています。創業初期頃からの同業者仲間

も14~15人いましたが、今残っているのは、当社と友人のT商店の2社だけになってし

まいました。廃業した仲間の中には、皆さんが良くご存知のハウスクリーニング業界大手

の、X社のフランチャイズに加盟していた業者も含まれています。この様に、法人であろ

うが個人であろうが、ハウスクリーニングで起業する事は簡単かもしれませんが、長く続

けて行く事は難しいのかもしれません。同業者仲間が次々に廃業に追い込まれていったの

も決して例外では無い様な気がします。今になって改めて考えてみると、フランチャイズ

に加盟する事も無く、知名度も経営資源も全く無い当社が、この様に30年近くもこの仕

事を続けてこれたのには、ただ運が良かっただけではなく、必ず何か理由があるはずで

す。 その理由を振り返りながら順を追ってお話させて頂きます。もちろんこれから、お

話しする事は理論や机上の空論等ではなく29年間、実際に経験して来たことなので成功例

も失敗例も、お掃除ビジネスでこれから起業を考えている方にはきっと参考になると思い

ますので、私の時間の許す限りお話しさせて頂きたいと思います。(但し、営利を目的に

している訳ではありませんので私の都合により途中でやめて「削除して」しまうかもしれ

ませんが、今年いっぱいは続ける予定す。 また、けっこう思いつきで書いていますので

途中で内容の修正(編集)をする事があるかもしれませんがご了承下さい。それではま

ず、【ハウスクリーニングで起業したいあなたへ】 今回は下の1)~6)の概略等につ

いてお話させて頂き、次回からはその中身についてひとつずつ詳しくお話してまいりま

す。

1)【集客について】

2)【従業員とアウトソーシング(外注)について】

3)【洗剤の種類と選び方について】

4)【清掃道具について】

5)【清掃技術について】

6)【開業における事務手続き等について】


まずは1)の【集客について】ですが、色々な方法があると思いますが、実際試してみて

結果の出た方法(集客に成功した方法)を中心にお話しさせて頂きます。その内訳として

「①飛び込み営業 ②ダイレクトメール ③ネット集客」の大きく分けてこの三つです。

①の飛び込み営業ですが、おそらく経験の無い方はちょっと引いてしまうかもしれません

が一番早く反応があり、集客につながる確率が高いだけでなく、後からどうしても必要に

なってくる説得技術のスキルですので是非最初に経験してみて下さい。その方法やプロセ

ス(ファーストコンタクト~クロージングまで)についても後程詳しくお話します。

②のダイレクトメールについては、色々な方法があると思いますが私の場合は不動産会社

を主にリフォーム会社・建設会社・大家さん・店舗等に出しました。

それぞれの内容や反応結果についても、後ほどお話します。またその他、チラシのポステ

ィングについても、特に効果のあった方法を中心にお話致します。

③のネット集客については費用対効果の事も考えつつ、リスクの高い自社ホームページは

作らず少額の有料と無料のポータルサイトにかたっぱしに登録しました。何故なら登録件

数が多ければ多いほど反応確率は高くなるはずです(一本の釣り糸で釣れる魚は一匹だけ

ですが、釣り糸を10本垂らせば確率的には10倍になるはずです)またこれだと、SEO

対策も、それぞれのポータルサイト側の業者さんが常にやってくれるので、その中で表示

順位を上げる事と、内容の差別化をする事を考えました。(コピーライティングを駆使し

ながら試行錯誤してきた内容をお話します。)

2)の【従業員とアウトソーシングについて】ですが

お掃除ビジネスは物販と違い仕入れ等が無いので、単純に考えると利益率は高くなるはず

ですが、現実的にはそれほど儲かる仕事ではありません。良くフランチャイズ等では売上

のモデルケースが出ていますが、現実的に冷静に考えた場合、あのケースは何を根拠にし

ているのか理解しかねます。フランチャイズに加盟した業者全てに当てはまるものなの

か?ハウスクリーニングの繁忙期月の平均売上なのか?年間売上を12等分したものなの

か?または、5年~10年位の長期的な売上実績の累計を当分したものなのか?その分母と

分子の定義がはっきりしないと、その意味合いが全く違ってきます。その定義的な説明が

ないと、単に「ハウスクリーニングはこんなに儲かるのか!」と勘違いしかねません。

また平均売上と言っても、売上げの内訳比率は単発のスポット的なものが多いのか?長期

的なリピート性の高い物が多いのかによって経営の安定性が全然違ってきます。この様に

これから起業するに当たっては、特に数字に関しては多角的に、綿密に考える事も重要で

す。起業してから、こんなはずでは無かった等と言わなくてもいい様に業界の情報を知っ

ておくことも大切です。また、ビジネスがスタートし始めると色々な問題が出てきます。

特に業販の場合などは価格競争が激しい事もあり、それに伴い受注単価自体が低いので、

人を使う場合、よほど仕事を効率良く回さないと、人件費を捻出するのが大変難しいで

す。(業界大手でさえ、ほとんど人を雇用せずアウトソーシングで丸投げしているのが現

状です。)NPO法人日本ハウスクリーニング協会のサイトでも以前に見た事があるのです

が、大手のマーケットシェアは3割程度で残りの7割は中小や個人事業主だそうです。

これは何故だと思いますか?私も自分なりに考えて見たのですが・・・

今現在、様々な環境変化等によりハウスクリーニング業界は数少ない成長産業なのかもし

れませんが、大手企業が人を雇用してまで参入してくる様な魅力的なマーケットでは無い

様な気がします(中小や個人事業主が7割のシェアを取れる事じたい不思議ですよね!)

私の経験ですが、29年間で大手清掃会社との合い見積もりでは一度も負けた事がありませ

ん。これは自慢とかではなく、おそらく当社の様な一般的な個人事業主の見積金額は、

大手起業では採算が合わないのだと思います。価格競争になった場合、大手は中小や個

人事業者には叶わないと思います。なぜなら、いくら資金力のある大手といえども、物販

の様に大量仕入れによるコストダウンで、安売りをする様な大手が得意とする価格競争の

ような訳にはいかないのですから。

この事が、中小や個人事業主がマーケットシェアを7割も取れる大きな理由のひつの様な

気がします。後ほど私がやってきた個人事業ならではの人件費(固定費)を削減する方法

や、アウトソーシングで注意しなければならない事を詳しくお話したいと思います。

3)の【洗剤について】ですが

今はネットで探せば色々ありますので便利にはなりましたが、しかし実際に使って比較し

てみないと洗剤の本当の良し悪しはわかりません。新製品を色々試してみると分かるので

すが、たまに汚れが驚くほど良く落ちるヒット商品が出てきます。しかし、その様な

ヒット商品を製造している業者は意外と大手では無く、無名な小さな業者が多いです。

なので、その商品を買う為に洗剤の業販専門店に問い合わせても、その存在さえ知らない

業者も多々います。業版用洗剤業者さん曰く、「汚れが落ちる落ちないの知識は販売して

いる我々よりも、実際使っている清掃業者さんの方が良く知っている」と言っていまし

た。
  
  ・・・・・・・・とても説得力のあるお言葉です。・・・・・・・

また、業販用洗剤でも、最近はホームセンターに置いてある商品もありますが、まだ種類

非常にが少ないです。そして、ヒット商品については小さな会社が製造している事が多い

ので、もちろんホームセンター等には置いてありません。業販用洗剤については地域限定

になりますが、後ほど仕入れ先等も紹介します。ヒット商品についても、まだ大半のプロ

の清掃業者でさえも知らない優れ物もありますので後ほど紹介します。


4)の【清掃道具について】

これは最初から多くを揃える必要はありません。フランチャイズに加盟すると初期費用だ

けで2~3百万かかるだけでなく、毎月売り上げがなくともロイヤリティを支払わなけれ

ばならないらしいです。その他にも広告費の割り当てや洗剤等の仕入れも決められていて

規則でがんじがらめになっているフランチャイズもあるそうです。某フランチャイズに加

盟している業者さんが言っていたのですが、最初ある程度売上があるうちはこれらの費用

も負担にはならないそうですが、売上が低迷してくると毎月支払うロイヤリティもキツイ

そうです。しかし、フランチャイズに加盟していなければ、要は車と清掃道具一式(10

万円位)あればなんとかなります。もちろん店舗も構える必要もありませんので自宅で開

業できます。それに、私はお金がなかったので、最初1~2年は普通の自家用車で営業し

ていました。高額な道具を買い揃えなくともなんとかなる物です。道具は儲かり始めてか

ら買いそろえていけば十分だと思います。最初から大きなリスクを背負う必要はありませ

ん。最小限必要な清掃道具については後程、詳しく説明します。


5)の【清掃技術について】

基本的に空室のハウスクリーニングができれば、ほとんどの事ができます。

最初は割と簡単なワンルームタイプの空室清掃から始めるといいと思います。次にファミ

リータイプの2DKとか3DKの様な設備が複雑になってくるタイプの掃除を経験していく

といいと思います。(まずは数をこなす事が自信につながります)最初から在宅清掃を

始めるとお客様が見ている事もあり、緊張するだけでなく技術の無さがばれてしまいま

す。(在宅の場合、フランチャイズの10日間程度の研修では対応できない現場が必ずあ

ります。)フランチャイズに加盟した事も無い私が、何故これを言い切れると思います

か?それは、【経験】はどんな知識や理論武装にも勝るです。それがたった一度の経験で

あったとしても****

私はこの仕事を初めて5年目・10年目・20年目と今現在29年目になりますが、いま

だに経験した事の無い仕事を依頼される事があります。また、新しい設備等については分

解等が難しいものがあります。特に外国製です。しかし、分解もせずに出来る掃除には限

界があり、その部分をクリアできてこそお客様目線ではプロとアマチュアの知識格差に見

えるのではないでしょうか?その他にも、この仕事に長く携わっていると、想像もつかな

い様な掃除の現場もあるので、応用能力が必要になってきます。

おそらくフランチャイズの講師でさえ経験の無い様な設備があるはずですし、マニュアル

自体でさえ載っていない事も多いと思います。

特に富裕層のお宅にはそうゆう設備が多く付いています。いくら最初だからと言っても

プロとしての技術を認めてもらえなければ、おそらくリピートは無いと思って下さい。

なぜなら、代行清掃の様な普通のお掃除はプロでなくともできるという事を常に頭に入れ

ておいて下さい。清掃技術については、後ほど詳しくお話しますが、今は便利な時代にな

っています。ユーチューブで動画を検索すれば、分かる事も沢山あります。(*しかし全

て正しいとは言い切れませんので要注意)*嘘とは言いたくありませんがプロの目線から

見た場合、間違っている事もあります。また、特に経験が無いと難しいのが大規模なリノ

ベーション後のクリーニングやビル1棟丸ごとリフォーム後のクリーニングなどです。工

事が全て終わってからのクリーニングだけならまだいいのですが、工期の関係もあり、他

の業者さんとバッティングして作業しなければならない事もあり、ある程度工事の流れを

把出来ないと2度手間になってしまう事もあるからです。(場合によっては現場監督さん

でさえ分からない場合もありますよ・・・)

工事内容によっては、10種類位の業者が入る現場もあります。(設備屋・クロス屋・

電気工事屋・水道屋・建具屋・畳屋・ペンキ屋・瓦斯屋・硝子屋・掃除屋等)あとは戸建

の場合、庭の工事業者等・・・こんな事フランチャイズの研修で習いますか?

6)【事務手続きについて】

清掃ビジネスを始めるにあたって起業するには、特別な資格や開業に関する手続き等はあ

りません。ただ、税務署への開業の届けは(開業から1ヶ月以内)必要です。 

あとは、月々の請求書・領収者・見積書(見積のし方)・確定申告等(簿記の知識が無い

人は最初は税理士さんにお願いした方がいいと思います。)現金や預金等の出し入れは

記録しておかないと後で困りますので、現金については出納帳・預金の出し入れについて

は預金通帳に鉛筆で薄く記入しておき、後になっても何の入出金なのか分かる様にしてお

くと便利です。

税務署⇒所得税 市役所⇒市民税 の他所得にもよりますが個人事業税や年商1000万以上

の場合、課税事業者になるので、消費税の納付が必要です。その他⇒国民健康保険と国民

年金の手続きも必要です。

その他必要書類等・・・ 名刺・会社案内(パンフレット等)・印鑑各種・会社名義の預

金通帳等・・・・

あと大切な事は取引先が法人(会社)の場合、支払いの締め日、支払日を必ず確認してく

ださい最長でも月末締め翌月末払いを原則にしないと資金繰りに困ってしまいます。

*良く建設会社等は支払いのサイトを長くしてきますが、最初に必ず交渉して下さい。

建設会社は取引単価が大きいので、支払いを月末締めの翌々末等で取引するのは普通です

がハウスクリーニングは単価が低いので2カ月後の入金なんて一緒にされては困ります。

(もし、1日に仕事が完了した場合、上の例でいくとだいたい入金が90日後になってし

まいます。)入金が遅かったり不規則だったりすると資金繰り等、支払いの予定が立たな

くなってしまいますので注意が必要です。

あと請負業者賠償責任保険には入っていた方がいいと思います。(ガラスを割ったり、エ

アコンが故障する事も長い間には必ずありますので)

まだ他にも沢山ありますが、とりあえず次回は一番上の集客からお話したいと思います。


                続   く


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